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「謎の香りはパン屋から」のレビュー 見どころとあらすじを解説

とても目を引く表紙をしている「謎の香りはパン屋から」の紹介となります。

読んでいるうちにパンが食べたくなり、翌日にはパン屋に足を運びたくなるようなミステリー小説になっています。あらすじや見どころを一緒に見ていきましょう!

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概要

「謎の香りはパン屋から」は土屋うさぎさんが書かれたパン屋を舞台にしたミステリー小説です。

宝島社が主催する第23回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、今では本屋で見かけないことはないほどの人気作品です。

とてもかわいいタッチで描かれた表紙は本屋でも目を引き、一目ぼれで購入する人もいるのではないかというほどです。

謎の香りはパン屋からのあらすじ

漫画家を目指している大学生の市倉小春はパン屋「ノスティモ」でアルバイトを始めます。
ある日、同じバイト先の親友である由貴子に一緒に行くはずだったライブビューイングをドタキャンされてしまいます。
誘ってきたのは由貴子なのにドタキャンする理由とは、、

パン屋で起こる謎を漫画家を目指しているが故の洞察力で小春が推理していく日常を切り取ったミステリー作品です!

みどころ

見どころは「主人公の洞察力による推理」「パンにまつわる知識」です。
この本は5章に分けられており、1章ごとに主役となるパンの種類、扱う謎が変わってきます。
「クロワッサン」「フランスパン」「シナモンロール」「チョココロネ」「カレーパン」のようになっており、それに関する謎解きとなります。
推理、解決に至るまでの日常描写に伏線が多く含まれていて、難しいミステリーは苦手という人にも読みやすい内容となっているためおすすめです。

 

謎には直接関係なさそうな描写が後々の謎解きフェーズで、伏線になっていたと気づいた時には思わず「あー!そういうことか!」と思わせる内容となっています。

さらに、主題となったパンにまつわる知識を解説で入れてくれるので、パンについて少しだけ詳しくなれる点もみどころです。
1章の主題となるクロワッサンは17世紀トルコ軍による侵略をオーストリアが防いだことを記念して作られたなど普段は耳にしない豆知識も知ることができます。

感想・レビュー

私は本屋に行った際に表紙が気に入り衝動買いをした作品ですが、表紙の期待に恥じないいい作品だと思います。

謎解きが面白いのはもちろんのこと、パン屋ならではの描写やそれが伏線に利用されてくるところなどはこの作品にしかない特徴だと思います。

普段はパンよりご飯派でめったにパン屋には行かない私ですが、この作品を読んだ翌日には思わずパン屋に足を運び、クロワッサンを購入していました。

この作品を読む際に余裕があるようでしたら、お気に入りのパンとコーヒーを準備して読むとより一層楽しめるのではないかと思います。

こんな人におすすめ

ミステリーは難しそうであまり手を出せていないというような人には特におすすめです!
パン屋の日常を舞台にしてわかりやすい伏線をいれてくれているので気兼ねなく読むことができます。
いい意味でミステリーっぽくないミステリーです。
またこの本は表紙が素晴らしく、物語の雰囲気にマッチしています。
この表紙を見て「なんかいいな」を感じた人はこの本を楽しめると思います。

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