今回はロストアビスに収録されているギラティナVStarデッキの紹介をしていきます。
このデッキの特徴は強い+低予算でデッキを組むことができる点です。
それでは早速デッキを見ていきましょう!!
・ギラティナVStarデッキレシピ
・ギラティナVStarデッキの回し方
・ギラティナVStarデッキの構築予算
・ギラティナVStarデッキのカード採用理由
ギラティナVStarデッキレシピ
まずはデッキレシピを見てください
ギラティナデッキの特徴はロストゾーンというものを使用して戦っていくデッキとなります。
ロストゾーンとはトラッシュとは違い、ゲームから除外されるイメージです。
トラッシュはふつうのつりざおなどを使い干渉できますが、ロストゾーンは基本的にできません。
そのためかなり特殊なデッキといえます。
ロストゾーンに関するカードが封入されている弾は少ないため基本的にギラティナデッキは今回のロストアビスに収録されているカード+汎用カードという構成になります。
これがギラティナデッキの作成コストを抑えられる理由の1つです。
ギラティナデッキの戦い方
このデッキはロストゾーンの枚数によってできることが変わってきます。
ギラティナデッキVStarのVStarパワーである「スターレクイエム」は相手のバトルポケモンを強制的に気絶にするという強力なものですが、ロストゾーンが10枚以上でないと使えないなど制約もあります。
そのほかにもサブアタッカーとして採用しているウッウやヤミラミもロストゾーンの枚数による制約がある代わりに強力な効果、技を持っています。
ロストゾーンの枚数が増えることで火力、できることが増えるのがこのデッキのため、序盤はキュワワやアクロマの実験でロストゾーンを増やしながらウッウなどで殴り、ギラティナの準備ができ次第殴っていくような形となります。
各カードの詳しい役割は下の採用カードの欄で解説します。
ギラティナVStarデッキの構築費用
構築費用は11710円です!
内訳はこんな感じです。
ギラティナV,VStar | 3000 |
---|---|
ネオラントV | 200 |
クロバットV | 100 |
キュワワー | 400 |
ウッウ | 100 |
ヤミラミ | 50 |
かがやくゲッコウガ | 3200 |
ふうせん | 100 |
クイックボール | 1000 |
ハイパーボール | 200 |
ミラージュゲート | 800 |
ロストスイーパー | 100 |
回収ネット | 800 |
ポケモンいれかえ | 100 |
ふつうのつりざお | 100 |
アクロマの実験 | 400 |
マリィ | 300 |
ボスの指令 | 100 |
トレーニングコート | 600 |
ギフトエネルギー | 60 |
一万円越えなのでめっちゃ安いとは言えませんが、この強さからしてコスパはいいといえます。
かがやくゲッコウガが3200円とかなりの割合を占めているのでここを変更することでさらにコストを抑えることも可能です。
採用カード
それでは採用カードを解説していきます。
主力アタッカー ギラティナV/VStar
このデッキの主役カードです。
ギラティナVの技1の「アビスシーク」はドローソース+ロストゾーン肥しと汎用的な技となっています。
ギラティナVStarの技1「ロストインパクト」は自分の場についているエネルギーを2つロストゾーンに置き、相手に280点与える技です。
280点と火力は申し分なく高いですが、エネルギーを2つロストに置かなければいけないためエネルギー管理に注意が必要です(トラッシュではなくロストゾーンのため救出不可)
サブアタッカー ウッウ/ヤミラミ
ウッウは序盤、ヤミラミは終盤に活躍するサブアタッカーです。
ウッウ
特性のロストプロバイドでロストゾーンが4枚以上ならエネルギーなしで技を打てます。
非Vのポケモンながらコンスタントに110点をたたき出せます。
キュワワ―のはなえらび×2+アクロマの実験でロストゾーン4枚は達成できるので後攻1ターン目から技を打つことも可能になります。
ウッウにエネルギーをつける必要がないのでベンチでギラティナを育てつつ、相手に負荷をかけることができるのがウッウの強みです。
相手がもたつけばウッウでダメージ稼いでる間にギラティナが育ち切り、巻き返せないほどの差をつけることも可能です。
ヤミラミ
ヤミラミは技2の「ロストマイン」が強力です。
相手のポケモンにダメカンを12個好きにおける(120点)のでベンチのポケモンを狩れます。
ロストゾーンが10枚以上でないと使えないため、制約は大きいですが終盤にかなり有効です。
ウッウやギラティナで倒しきれずにベンチに逃げられてしまったポケモン、ベンチで置物になっている相手の進化前ポケモン(現環境で多く採用されているメッソンやジメレオン)を狩ることができます。
ネオラントV/クロバットV
ネオラントV
序盤でアクロマの実験を使えないとかなり痛いのでサポートを持ってこれるネオラントは必須です。
そのほかにも終盤ボスの指令を持ってこれたりと有能なので採用。
クロバットV
このデッキはドローソースがほかのデッキに比べて少ないです。
アクロマの実験でサポート枠を使ってしまいますが、手札は3枚しか増やせません。
その他キュワワの「はなえらび」、ゲッコウガの「かくしふだ」で手札を増やすことは可能ですが、デッキの安定性確保のため採用です。
キーカード キュワワ―
このデッキのキーカードです。
特性のはなえらびを使用して手札とロストゾーンを増やしていきます。
序盤でいかにはなえらびを使用してデッキを回せるかで勝敗が分かれるといってもいいほど重要です。
はなえらびはキュワワーがバトル場にいないと使用できないため回収ネットやポケモン入れ替えと組み合わせて使います。
キュワワ―Aがバトル場ではなえらび使用→回収ネットで回収→キュワワーBをバトル場に出しはなえらび使用
このように1ターンに1~3回はなえらびを使って、ロスト+手札を増やします。
優良ドローソース ゲッコウガ+トレーニングコート
かがやくゲッコウガは特性「かくしふだ」で手札のエネルギーを1枚トラッシュすることで山札を2枚引くことができます。
手札のエネルギーをトラッシュしなければならないデメリットがあるのですが、手札の枚数を増やせる強力な特性です。
そのデメリットを打ち消せるのがスタジアムのトレーニングコートです。
効果は1ターンに1度トラッシュから基本エネルギーを手札に加えるというものです。なので実質ゲッコウガのかくしふだがコストなしで使えます。
採用グッズ
ロスト関連グッズ
ミラージュゲート
ミラージュゲートはギラティナデッキのエネルギー加速のメイン手段です。
ロストゾーンが7枚以上でないと使えませんが山札から違う種類のエネルギーを2枚つけることができます。
ロスト7枚以上という制限が付いているだけあって、グッズで2エネ加速はめちゃくちゃ強いです。
ギラティナVStarのメインウェポンのロストインパクトは280点と強力ですが自分の場のポケモンについているエネルギーを2枚ロストゾーンに置かなくてはいけないため1ターンに1枚の手張りだけではエネルギーが追いつきません。
できるだけ早くロストを肥し、ミラージュゲートでエネ加速しましょう。
ロストスイーパー
ロストスイーパーは自分の手札から1枚ロストゾーンに置かなくては使えず、お互いのポケモンについている道具orスタジアムから1枚えらんでロストゾーンに置くというカードです。
自分の手札から1枚ロストゾーンに置かなくては使えないというのはデメリットのように感じますが、ロストゾーンの枚数を増やすことが重要なギラティナデッキではメリットとして働くことが多いです。
さらに相手のポケモンについている道具をはがせます。
大きなお守りやこだわりベルトなど厄介な道具をはがすことができます。
協力なカードですが、相手のポケモンに道具が付いていなかったり、スタジアムを出していなかった場合など腐ってしまうこともあるので1~2枚の採用をおすすめします。
その他重要グッズ
回収ネット/ポケモンいれかえ
主にキュワワ―を回収する手段となります。
上記でも話しましたがキュワワ―はバトル場にいないと特性を発動できないため何かしらの手段でバトル場から離れる必要があります。
逃げるは1ターンに1回しかできないため、この2枚を利用して1ターンに数回特性のはなえらびを使用しましょう
ふつうのつりざお
このデッキのエネ加速の手段はミラージュゲートです。
ミラージュゲートは山札からエネルギーをつけるのでトラッシュにエネルギーが落ちてしまっているとエネルギー枯渇がおこる場合があります。
それの予防としてトラッシュからエネを拾えるふつうのつりざおを採用しています。
ついでにポケモンも拾えます。
さらに予算を下げるには
コスパ十分なギラティナデッキですがさらに予算を下げることも可能です。
その方法はかがやくゲッコウガをザシアンV(エスパー)に変更することです。
値段表を見てもらえれば分かる通りこのデッキで1番高いのは「かがやくゲッコウガ」です。
汎用的で強力がゆえに高騰しています。
そのゲッコウガを抜いて25周年パックに収録されているザシアンVを採用します。
ザシアンVの相場が400円前後ですのでゲッコウガと比べると2800円の差があります。
そのためデッキの総額も9000円以下に抑えられます。
このザシアンの特性「けんのほうこう」は使うと自分の番は終わってしまいますが、山札から超エネルギーを1枚つけることができます。
序盤にエネ加速を行うことによっていち早くギラティナで殴りだすことが可能になる+デッキエネルギー枯渇による出遅れも防げます。
汎用性や1試合通しての有効性はゲッコウガに劣りますが、非常に使いやすいカードです。
まとめ
環境入りするレベルのデッキとしてはかなりコスパのいいデッキだと思われます。大会での優勝報告なども続々上がっており、間違いなく環境デッキとなるでしょう。
現在のスタンダードレギュレーションでロストゾーンを扱えるのはギラティナデッキだけなので新しい戦い方をやってみたい!という人はぜひデッキを組んでみてはいかがでしょうか?
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