Audibleの使い方・活用法

聴く読書は効果あるの?効果が出る聴き方・復習法(エビデンス付き)

「聴く読書(オーディオブック)って本当に効果あるの?」という疑問に、研究で示されている知見をもとに、効果が出やすい聴き方・復習法を具体的にまとめます。

結論:聴く読書は“やり方次第で十分効果が出ます”。特に「ただ流し聞き」ではなく、①集中できる条件づくり②思い出す(テストする)復習③間隔を空けて繰り返すを入れると、学びの定着が大きく変わります。

まず結論:聴く読書は“理解・学習”に使えるの?(研究の要点)

  • 読む vs 聴くの理解度は、条件によっては大きな差が出ないケースが報告されています(読む・聴く・両方で比較して差が小さい/有意差が出にくい)。
  • ただし、オーディオブックは「ながら」で使われやすいため、マルチタスクが強いほど定着が落ちやすい(=効果が出にくい)点が研究でも問題にされています。

つまり、聴く読書の成否は「媒体」より使い方(特に注意と復習)で決まります。

効果が出やすい「聴く読書」5原則(エビデンスに基づく)

原則1:マルチタスクを減らす(特に“言語タスク”同時は避ける)

聴く読書で一番やりがちなのが「ほかのことをしながら聞けるから」と、実は重いマルチタスクをしてしまうことです。研究でもマルチタスクが学習・注意・保持を下げることが示されています。

おすすめ(効果が落ちにくい組み合わせ)

  • 散歩・通勤(徒歩)
  • 皿洗い・洗濯たたみなどの単純家事
  • 軽い片付け

避けたい(効果が落ちやすい)

  • メール返信・文章作成・勉強(=言語処理がぶつかる)
  • SNS・チャットを見ながら
  • 運転中に難解な内容(安全面+理解面で不向き)

原則2:聴くスピードは「理解が落ちない範囲」で(無理に上げない)

倍速は便利ですが、理解が落ちるところまで上げると意味がありません。まずは等速〜少しだけ上げる(例:1.1〜1.3倍)で、内容を追える範囲を優先するのが安全です。
※この点は個人差が大きいので「理解が落ちない」を基準に調整してください。


原則3:1セクションごとに「一言で要約」する(ミニ回想)

学習の定着には、受け身で聴くだけより“思い出す”プロセスが効きます。これは「テスト効果(retrieval practice)」として非常に強い効果が知られています。

やり方(超シンプル)

  • 章/見出しが終わったら一時停止
  • 「今の要点は何?」を一言で言う(頭の中でもOK)
  • 可能ならメモ1行(しおりでもOK)

これだけで「流し聴き→学び」に変わります。

原則4:復習は「再生し直し」より「思い出す→答え合わせ」

もう一回最初から聴き直すより、まず思い出してから必要箇所だけ聴き直す方が効率が良い場面が多いです。テスト効果(思い出すほど覚える)は、繰り返し学習より保持を高めることが示されています。

おすすめ復習テンプレ(5分)

  1. 昨日聴いた内容を3つ思い出す(箇条書き)
  2. 思い出せないところだけ該当箇所を再生
  3. 最後に「今日1つやる行動」を決める

原則5:間隔を空けて復習する(分散学習)

同じ日に詰め込むより、日をまたいで繰り返す「分散学習(spacing)」が記憶保持に有利だとするメタ分析があります。

おすすめ間隔(例)

  • 当日:章ごとに一言要約
  • 翌日:5分回想(3つ思い出す)
  • 1週間後:要点だけ再生+行動チェック

効果が出る「聴く読書」実践ルーティン(15分×週5でもOK)

「忙しくてちゃんと勉強は無理…」という人向けに、再現しやすい型を紹介します。

ルーティンA(通勤・家事で聴く)

  1. 聴く前に:今日の目的を1つ決める(例:時間術のコツを1個だけ盗む)
  2. 聴いている最中:章の区切りで一言要約
  3. 聴いた後:メモ1行+「明日やる行動」1つ

ルーティンB(寝る前に聴く:スマホ置き換え)

  • 刺激が強い本は避け、落ち着く作品を選ぶ
  • タイマーで強制終了(習慣化しやすい)
  • 翌日に「3つ思い出す」だけやる(復習は翌日が強い)

「読んで+聴く」は効果ある?

読む(テキスト)と聴く(音声)を組み合わせる方法も研究対象になっています。状況や読者特性によって効果は変わり得るため一概には言えませんが、「読む+聴く」を比較したメタ分析もあります。

おすすめの使い方

  • 難しい章だけ、テキストも併用して理解を補強
  • 二周目は音声だけで復習(分散+回想と相性が良い)

よくある失敗と対策(ここを直すと伸びる)

  • 失敗:“ながら”が重すぎて内容が入らない → 対策:単純作業に限定する(言語タスク同時は避ける)
  • 失敗:聴いて満足して終わる → 対策:一言要約+翌日回想(テスト効果)
  • 失敗:速すぎて理解が浅い → 対策:理解優先で倍速を落とす(“聴ける”より“残る”)

まとめ:聴く読書で効果を出す最短ルート

  • 聴く読書は効果が出る。ただし鍵は注意(マルチタスクを減らす)回想(テスト効果)分散復習
  • 章ごとに一言要約 → 翌日に3つ思い出す、だけでも伸びる
  • 迷ったら「通勤・家事・寝る前」に固定して習慣化する

Audibleの具体的な使い方(通勤/家事/寝る前)や、料金・プランの判断は下の記事でまとめています。

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